淡路島での不動産売却や相続をお考えのあなたへ。
手続きを進める上で、必ず必要になる書類の一つに
「登記簿謄本(正式名称:登記事項証明書)」があります。
「どこで取ればいいの?」「複雑そうで難しそう…」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください。
この記事では、淡路島の不動産に特化し、登記簿謄本の取得方法からその活用術まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
特に、近年増加している淡路島の空き家や相続不動産の売却、スムーズな名義変更のためにも、この情報をぜひお役立てください。
1. 登記簿謄本(登記事項証明書)とは?
不動産の「履歴書」を理解しよう!
登記簿謄本とは、不動産の現在の所有者、過去の権利の移転、土地の面積や建物の構造など、重要な情報が記録された公的な書類です。
いわば、その不動産の「履歴書」や「戸籍謄本」のようなもの。不動産の売買、相続、贈与、住宅ローンを組む際など、さまざまな場面でその内容が確認されます。
主な記載事項は以下の通りです。
- 表題部: 不動産の所在(地番)、地目(土地の用途)、地積(面積)、建物の種類や構造など
- 権利部(甲区): 不動産の所有者に関する情報(いつ、誰が、どのように所有権を得たか)
- 権利部(乙区): 所有権以外の権利に関する情報(抵当権、賃借権など)
これに対し、「一部事項証明書」は特定の事項のみを抜粋したものです。通常は全部事項証明書を取得することになります。
2. 淡路島での登記簿謄本の取得方法
登記簿謄本の取得方法は、主に2つの方法があります。
それぞれのメリット・デメリットを考慮し、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。
①【推奨】オンライン(インターネット)で取得する(遠方の方に最適!)
最も手軽でおすすめなのが、インターネットを利用したオンライン申請です。
淡路島に住んでいなくても、遠方から淡路島の不動産を扱う方(例えば、ご実家を相続された方など)にとっては非常に便利な方法です。
メリット:
- 平日の夜21時まで申請可能
- 窓口申請よりも手数料が安い
- 全国どこからでも申請できる(郵送で受け取り)
デメリット:
- 初回はシステムへの登録が必要
- インターネット環境とPC操作スキルが必要
- 郵送のため手元に届くまで数日かかる
▶法務省の「登記・供託オンライン申請システム」を利用します。
- 1:システムに利用者登録(初回のみ)
- 2:必要事項(不動産の情報など)を入力して申請
- 3:オンラインで手数料を納付
- 4:後日、指定した住所に郵送で登記事項証明書が届く
②【窓口】淡路島の管轄法務局で取得する(即日取得可能!)
お急ぎの場合や、直接担当者に相談したい場合は、管轄の法務局窓口で申請する方法があります。
メリット:
- その場で受け取れる(即日取得)
- 不明な点を窓口で質問できる
デメリット:
-
- 開庁時間内に行く必要がある
- オンライン申請より手数料が少し高い
淡路島での管轄法務局:
淡路島(淡路市・洲本市・南あわじ市)の不動産は、以下の法務局が管轄しています。
取得方法:
- 法務局の窓口で申請書を入手、または【▶法務局ホームページ】からダウンロードして印刷する。
- 必要事項(不動産の住所、種類など)を記入する。
- 収入印紙(手数料分)を購入し、申請書に貼付する。
- 窓口に提出し、受け取る。
神戸地方法務局洲本支局
- 住所:
〒656-0024 洲本市山手一丁目2番19号 - 電話番号:
0799(22)0499(※各種証明書等の発行に関するお問合せ) - 窓口応対時間:
午前9時00分から午後5時00分まで
アクセス情報:
1 高速バス「洲本高速バスセンター」下車徒歩15分
2 淡路交通バス「洲本バスターミナル」下車徒歩13分
▶神戸地方法務局 洲本支局
3. 登記簿謄本取得時の注意点【淡路島特有のポイントも】
スムーズな取得のために、以下の点に注意しましょう。
①正確な不動産情報(地番・家屋番号)が必要
登記簿謄本を取得するには、取得したい不動産の正確な「地番」と「家屋番号」が必要です。
普段使用している住所(住居表示)とは異なる場合が多く、特に淡路島では、昔からの土地や農地の場合、住居表示と地番が入り組んでいるケースも少なくありません。
地番・家屋番号の調べ方:
- 固定資産税の納税通知書: 毎年送付される固定資産税の納税通知書に記載されています。
- 権利証(登記済証・登記識別情報通知書): 不動産取得時に発行される書類に記載されています。
- 固定資産税評価証明書: 各市町の役所で取得できます。
- 公図(地図情報): 法務局で閲覧・取得できる公図で地番を確認できます。特に土地の場合は、公図での確認が有効です。
② 手数料を確認する
登記事項証明書の取得手数料は、取得方法によって異なります。
- オンライン申請(郵送): 520円
- オンライン申請(窓口受領): 490円
- 窓口申請: 600円
※2025年6月現在の情報。最新情報は【法務省のウェブサイト】でご確認ください。
③必要枚数を確認する
不動産売却、相続手続き、ローン申請など、目的によって必要な登記事項証明書の枚数は異なります。
4. 登記簿謄本取得は不動産取引の第一歩
登記簿謄本の取得は、不動産に関する重要な情報を正確に把握し、
安心して取引を進めるために欠かせないステップです。
オンライン申請を活用すれば、淡路島に直接足を運ばなくても手続きを進めることができます。
しかし、「地番の確認が難しい」「書類の準備が不安」といったお悩みもあるかもしれません。
登記簿謄本取得に関するアドバイスはもちろん、不動産売却や相続に関するあらゆる疑問にお答えし、スムーズな手続きをサポートいたします。
淡路島の不動産を「売りたい」「活用したい」とお考えでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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